北の公務員投資家 がるぼの株式投資

30代。運用資産は 600 万円ほど。日本の中小型成長株メイン。その他に家計資産で「毎月配当オリジナルファンド」、ポイ活で貯めたポイントで「米国株高配当投資」挑戦中。結婚を機に2018年から株式投資を再開。FP2級。

金融危機の恐ろしさを学んだ小説「ハゲタカ4 グリード」

f:id:money-t:20200206141315p:plain
がるぼです。ちょうどこの週末に、リーマンショック時のアメリカを題材にした小説を読んだのでご紹介します。

このコロナショックで今後怖いのが、経済の冷え込みだけでなく、金融危機にまで発展してしまうことだと私は考えています。すでに米ドルの需要が高まって、さまざまな金融資産が売られています。今後、「不良債権」「金融機関の破たん」など、リーマンショック時のようなフレーズがニュースやネット上に出てくるかどうか、気を付けなければなりません。

そして、2008年のリーマンショックの様子がリアルに描かれた小説がこちらです。

ハゲタカ4 グリード(上) (講談社文庫) [ 真山 仁 ]

ハゲタカ4 グリード(下) (講談社文庫) [ 真山 仁 ]  

テレビドラマ化もされた「ハゲタカ」シリーズの第4弾です。舞台はリーマンショック直前のアメリカ。ハゲタカファンドのトップ・鷲津が、サブプライムローン問題で経営危機に陥るアメリカの巨大企業や投資銀行を奪うため、さまざまなディールを仕掛けていくストーリーです。コロナの影響で外出を自粛していたこともあり、ハゲタカシリーズの中でまだ読んでいなかった本書を、先週末に一気読みしました。 

本書はフィクションですが、実際のリーマンショックをなぞっているところが多く、登場する企業や政治家は実名の部分も多くあります。そして、企業の資金調達や金融機関の信用不安など「金融危機ってこういうことなんだ」というのを、「生々しく」学ぶことができました。ちょうどコロナショック真っ只中ということもあって、良いタイミングで出会うことができたと感じています。もちろん物語自体もスリリングで面白いので、一読をおすすめします。

ちなみに、ハゲタカシリーズに一度も触れたことのない方は、TOBのシーンなど、初見だと少し難しい部分があるかも知れません。その場合は、第1弾のハゲタカを読んでから本書に進むことをおすすめします。

私のことや投資の方針などについては、自己紹介ページをご覧ください。

ブログランキング、応援よろしくお願いします!

にほんブログ村 株ブログ サラリーマン投資家へ
にほんブログ村