北の公務員投資家 がるぼの株式投資

30代。運用資産は 600 万円ほど。日本の中小型成長株メイン。その他に家計資産で「毎月配当オリジナルファンド」、ポイ活で貯めたポイントで「米国株高配当投資」挑戦中。結婚を機に2018年から株式投資を再開。FP2級。

今週のコロナショック相場での行動を振り返る

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がるぼです。歴史的な暴落となった今週、これまで日本株で積み上げてきた利益をほぼ失い、またイチからの出直しとなりました。

少し長くなりますが、今後の投資人生のために、今週の暴落相場で取った自分の動きを評価し、振り返ります。

 

保有ポジション→〇~△

週の初め、私は資産の5割を株、5割を買付余力(現金)で保有していました。もともとは余力1~2割程度で運用してきましたが、2月に入って相場の雲行きが怪しくなり、保有株を軽くして、余力を引き上げていたところです。

もちろん全部現金化しておけば、暴落は全て回避できたわけですが、2月初めの急騰のような動きもあることから、暴落リスクに備えながらも、一定程度の株を保有し続けることは、悪くない判断だったと考えています。

ただ、この後の項目につながりますが、週後半のポジションは、もっと減らしてもよかったと感じています。

 

●取引(損切り・買い増し)→×

今週のイチバンの反省点は、「損切りの遅れ」「買い増しの急ぎ」の2点です。今週は、良い銘柄を安く買えるとあって、「暴落はチャンス」というスタンスを意識してきましたが、その見方にこだわった結果が損失の拡大につながりました。

損切りの判断は、これまで「-10%」「成長シナリオ崩れ」をベースにしてきましたが、今回は「安くなったら買い」=「下落しても買い増したい」という意識でいたため、損切りのタイミングが遅れました。

 

また、買い増したいという意識から、移動平均線などを基に「さすがに下がり過ぎ」という位置に指値買いをいくつか入れていました。結果、その注文が約定し、保有株の比率も7割ほどまで上昇。しかしそれ以上に下落を続け、最終的には買い増し分も含めて損切り、となりました。

「暴落は買い」というスタンス自体は大事ですが、一方で、相場の格言「落ちてくるナイフは掴むな」(買うのは下落中ではなく、下げ止まってから)の意識が弱かったのが、今回の結果につながったところです。この判断ミスは悔やまれますが、これこそ今後に活かすべき反省点だと感じています。

 

●相場に対する見方→×

相場の「だいぶ下落した」「そろそろ反発するだろう」という見方が、短期的で甘かったことも反省点のひとつで、損切りの遅れの要因でした。以下は、日経平均の日足チャート(過去1年)です。

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まさに「落ちてくるナイフ」のとおり、23,500円付近から21,000円台まで一気に落ちました。2019年9月頃からの半年間の上昇分を、たった4日で打ち消した形です。

一方、日経平均の月足チャート(過去10年)です。

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今回の暴落は勢いこそ激しかったものの、過去の株価水準から見ると、高い位置にあります。また、今回のコロナウィルスの動きは、実体経済にも影響を及ぼしており、これまでの「成長期待」や「割高・割安」の認識を変えなければならない可能性が高まっているのが現状です。

今回の暴落の勢いは確かに想定外のものでしたが、私自身、短期的な視点からばかり判断していたことは事実です。長期的な見方も踏まえて、冷静に一歩引くことができなかったことも、今回の傷を広げた要因となりました。

ちなみに日経平均は、月足チャートのとおり、2013年頃からのアベノミクス相場による上昇トレンドが続くのか、それとも下落トレンドへの転換の始まりか、大事な局面に来ています。2万円をメドに反発するのか、割り込むのか、こればかりは読めませんが、大きな分かれ目に来ています。

 

今回、残念ながらこれまでの利益分はほぼ吹っ飛びましたが、幸いにもまだ投資元本分は維持できています。来週以降、また暴落の場面が現れる可能性は十分にあるので、この反省をしっかり今後の投資に活かしていきたいです。

 

私のことや投資の方針などについては、自己紹介ページをご覧ください。

  

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